こんにちは! 333GYMです。
お酒の飲みすぎ?①の続きです。
「これって飲みすぎ?
もしかしたら、アルコール依存症?」と思ったときに、以下のようなテストが参考になります。
■健康を害するような飲酒習慣に陥っていないかどうかの目安として、WHOによるスクリーニングテスト「AUDIT(オーディット)」がよく使われます。
設問は全部で10項目あり、各項目の回答の点数(0〜4点)を合計して評価します(最大40点)。
質問 | 点数 | 回答 | |
---|---|---|---|
1 | あなたはアルコール含有飲料をどのくらいの頻度で飲みますか? | 0 | 飲まない |
1 | 1カ月に1度以下 | ||
2 | 1カ月に2〜4度 | ||
3 | 1週に2〜3度 | ||
4 | 1週に4度以上 | ||
2 | 飲酒するときには通常どのくらいの量を飲みますか? ※日本酒1合=2ドリンク ビール中瓶またはロング缶1本=2ドリンク ウィスキー水割りダブル1杯=2ドリンク 焼酎お湯割り1杯=1ドリンク ワイングラス1杯=1.5ドリンク 梅酒小コップ1杯=1ドリンク |
0 | 1〜2ドリンク |
1 | 3〜4ドリンク | ||
2 | 5〜6ドリンク | ||
3 | 7〜9ドリンク | ||
4 | 10ドリンク以上 | ||
3 | 一度に6ドリンク以上飲酒することがどのくらいの頻度でありますか? | 0 | ない |
1 | 1カ月に1度未満 | ||
2 | 1カ月に1度 | ||
3 | 1週に1度 | ||
4 | 毎日あるいはほとんど毎日 | ||
4 | 過去1年間に、飲み始めると止められなかったことが、どのくらいの頻度でありましたか? | 0 | ない |
1 | 1カ月に1度未満 | ||
2 | 1カ月に1度 | ||
3 | 1週に1度 | ||
4 | 毎日あるいはほとんど毎日 | ||
5 | 過去1年間に、普通だと行えることを飲酒していたためにできなかったことが、どのくらいの頻度でありましたか? | 0 | ない |
1 | 1カ月に1度未満 | ||
2 | 1カ月に1度 | ||
3 | 1週に1度 | ||
4 | 毎日あるいはほとんど毎日 | ||
6 | 過去1年間に、深酒の後体調を整えるために、朝迎え酒をしなければならなかったことが、どのくらいの頻度でありましたか? | 0 | ない |
1 | 1カ月に1度未満 | ||
2 | 1カ月に1度 | ||
3 | 1週に1度 | ||
4 | 毎日あるいはほとんど毎日 | ||
7 | 過去1年間に、飲酒後、罪悪感や自責の念にかられたことが、どのくらいの頻度でありましたか? | 0 | ない |
1 | 1カ月に1度未満 | ||
2 | 1カ月に1度 | ||
3 | 1週に1度 | ||
4 | 毎日あるいはほとんど毎日 | ||
8 | 過去1年間に、飲酒のため前夜の出来事を思い出せなかったことが、どのくらいの頻度でありましたか? | 0 | ない |
1 | 1カ月に1度未満 | ||
2 | 1カ月に1度 | ||
3 | 1週に1度 | ||
4 | 毎日あるいはほとんど毎日 | ||
9 | あなたの飲酒のために、あなた自身か他の誰かがけがをしたことがありますか? | 0 | ない |
2 | あるが、過去1年にはなし | ||
4 | 過去1年間にあり | ||
10 | 肉親や親戚・友人・医師あるいは他の健康 管理にたずさわる人が、あなたの飲酒について心配したり、飲酒量を減らすように勧めたりしたことがありますか? | 0 | ない |
2 | あるが、過去1年にはなし | ||
4 | 過去1年間にあり |
出典:厚生労働省e-ヘルスネット「AUDIT」
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-021.htmlを2023年7月30日に参照)
国際的な基準点は定められていませんが、日本では、8〜14点で問題のある飲酒習慣が疑われるため、減酒支援が必要とされています。
15点以上の場合はアルコール依存症が疑われるため、受診が必要と考えられます※3。
■医療機関では、以下のうち3項目以上に該当する場合にアルコール依存症と診断します※4。
①お酒を渇望する(仕事中でも飲みたい、目を盗んででも飲みたいなど、お酒がどうしても欲しいという強い感覚がある)
②飲酒のコントロールが困難である(このぐらいでやめておこうと思っていても、結局飲み過ぎてしまう)
③ 離脱症状がある(手が震える、たくさん飲酒した翌日に大量の汗をかくなど、いわゆる「禁断症状」のこと)
④ アルコールに対する耐性がある(以前と同じ量や度数では酔わなくなっている)
⑤ 飲酒中心の生活になっている(空いた時間があると飲んでしまう、お酒を飲んだり酔いをさましたりすることで1日が過ぎてしまう)
⑥有害な結果が生じていても飲酒する(心身に問題が生じている、家族関係や仕事などに影響が出ていてもやめられない)
※3:保健指導におけるアルコール使用障害スクリーニング(AUDIT)とその評価結果に基づく減酒支援(ブリーフインターベンション)の手引き
(https://kurihama.hosp.go.jp/research/pdf/20140604_hoken-program3_06.pdfを2023年7月30日に参照)
※4:一般社団法人 日本アルコール・アディクション医学会、日本アルコール関連問題学会「新アルコール・薬物使用障害の診断治療ガイドラインに基づいたアルコール依存症の診断治療の手引き【第1版】」
(https://www.j-arukanren.com/pdf/20190104_shin_al_yakubutsu_guide_tebiki.pdfを2023年7月30日に参照)
ご自身でチェックして、ご参考にしてみてくださいね。
333GYM