住宅と、健康①

こんばんは! 

今日も一日、お疲れ様でした(╹◡╹)

トレーナーの佐々木美歌です。

 

寒暖差アレルギー・花粉症~…

気候の変化が激しく、1年中アレルギーの症状がでる方が最近増えているように感じますが、みなさんはいかがでしょうか?

 

外気に触れ、何かのアレルギーが出る方もいらっしゃいますが、住宅勤務により症状が出る方もいらっしゃいます。

 

在宅勤務などで家にいる時間が長くなった場合、家の中の環境も見逃せません。

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日本では、住居内の空気汚染が原因で生じる「シックハウス症候群」が1990年代後半以降問題となりました。

過去のことと思われるかもしれませんが、現在もシックハウス症候群に悩まされている人はいて、シックハウス症候群を起こしやすい生活スタイルや、化学物質が健康に与える影響などについて、研究が進められています。

 

シックハウス症候群は、個人の差が大きいです。

 

シックハウス症候群は、住宅など建物に由来して生じるさまざまな健康障害の総称です。

 

主な原因とされるのは、住居の壁、床、天井、接着剤、家具、家電、おもちゃなどから発生する化学物質、タバコの煙、暖房器具から出る一酸化炭素、ダニ、カビ、細菌などさまざまです。

 

住宅の高気密化や高断熱化などが進み、室内の空気汚染が起こりやすくなっていることや生活スタイルの変化が背景にあると考えられています。

 

症状は、目がチカチカする、鼻がムズムズする、鼻水、喉の乾燥や痛み、頭痛、湿疹、吐き気、めまいなど、多岐にわたります。

 

どの症状がどの程度の重さで生じるかは、個人差が大きく、あまり気にせず生活できる人もいれば、室内にいられないほど症状が重い人もいます。

 

家の外に出て新鮮な空気にさらされると症状が軽減される・消える点が、シックハウス症候群の最大の特徴といえます。

 

シックハウス症候群は、日本では建材などに含まれる化学物質による症状が頻発し、1990年代後半から社会問題化しました。

それに伴い、2003年に建築基準法が改正され、建築物における一部の化学物質の使用に規制がかかり、すべての建築物に24時間換気システムなどの機械換気設備の設置が義務付けられました。

 

しかし、現在でもシックハウス症候群に悩まされている人がいます。

 

規制対象外の化学物質が原因の一つとなってシックハウス症候群が発生している可能性があります。

 

どの化学物質によって、またどのくらいの化学物質濃度によってシックハウス症状が生じるかは人それぞれです。

 

そのため、まずは今後も増え続けるであろう代替品も含めた未規制の物質に対応するため、TVOC(Total Volatile Organic Compounds:総揮発性有機化合物)による総量での規制が現実的な対策の一つと考えられます。

 

次回に続きます。

 

 

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佐々木美歌