こんにちは! (╹◡╹)
トレーナーの佐々木美歌です。
今回は、乾燥の季節の「体調と口呼吸」についてのお話です。
空気が乾燥する季節になりました。
朝起きたときに、のどの痛みを感じる人も多くなってくと思います。
これは、就寝中の口呼吸が原因の一つです。
また、長時間マスクをつける生活も、口呼吸を招きやすくなります。
口呼吸は感染症をはじめ、さまざまな健康リスクにもつながります。
以下のチェックリストに1つでも当てはまる場合は、口呼吸になっている可能性があります。皆さんはいかがでしょうか。
口呼吸チェックリスト
■呼吸で、鼻が担う重要な役割
人間は本来、安静時には鼻呼吸をしています。
運動したときなど、大量の酸素を取り込む必要があるときには口を開けて、鼻と口の両方で呼吸をします。
呼吸するとき、鼻には2つの大切な役割があります。
1つはフィルターのような役割です。
鼻の奥の粘膜上には、線毛と呼ばれる細い毛がびっしりと生えていて、同じリズムで揃って弓なり運動を繰り返しています。
これは「線毛運動」と呼ばれます。
外から入ってきた空気に含まれている細菌、ウイルス、花粉、塵などの不純物は、粘膜でとらえられ、この線毛運動によって外に押し流されます。
もう1つ、
鼻はエアコンの役割も果たしています。
たとえ外界が極度に寒く乾燥した環境でも、吸い込んだ空気を鼻の中で加温・加湿することによって、気道には温度37度、湿度100%の空気を送り、体に必要な熱や湿気を取り込んでいるのです。
口呼吸になると、鼻のフィルター機能やエアコン機能を介さずに、気道に空気が直接入るため、細菌やウイルスに感染するリスクが高まります。
特に就寝中は、意識して口を閉じることができず、長時間口を開けたままになりますので、朝起きたときにのどが痛い、よだれが出る、といった症状を自覚する人もいます。
いびきや無呼吸から睡眠の質が低下し、さまざまな不調につながることもあります。
また、口が乾燥して唾液が少なくなれば浄化作用・殺菌作用が得られず、歯周病菌などの細菌の温床にもなりますので、口臭や歯周病の悪化のリスクも考えられます。
さらに、子どもの口呼吸にも注意が必要です。
ポカンと口を開けた状態が習慣になっている子どももいます。
幼少のころから口呼吸が習慣になっていると、口まわりの筋肉がゆるんで弱くなります。
それによって前歯が前方に突き出たりするなど、長期的にあごの発育(歯並びや噛み合わせ)にも影響を与える恐れがあります。
普段から、口を閉じて鼻呼吸をするように気を付けてみてくださいね♪
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佐々木美歌