脳には可塑性があるそうです。
可塑性とは?
検索してみましょう。
【可塑性】固体に力を加えて弾性限界を越える変形を与えた時、力を取り去っても歪がそのまま残る性質。
とのこと。
粘土みたいなものということですね。ぐにゅと指で粘土を指したら、指を抜いても開いた穴は戻らない。ということ。
理論としては、1世紀も前から言われていたそうですが、研究で立証されたのは最近のことだそうです。脳は、バーベル上げで筋肉をつくれるのと同じように、情報を取り込むことで鍛えられ、使えば使うほど、より強く、よりしなやかになる。
運動がどのように脳の質の向上をさせ、最高の力を発揮させるかを理解するにも、この可塑性がポイントになるのだ。
わしたちの行動や思考や感情はすべて、脳細胞、つまりニューロンどうしのつながり方によって決まってきます。さらに思考や行動や環境が、ニューロンのつながり方にフィードバックし、それらを変えていく。
ニューロンから神経伝達物質へ、次のニューロンへとつなげてと繰り返しています。その神経伝達物質や神経科学物質のバランスを保つのが、運動であるというわけです。
めんどくさいと、思いながらもいざ運動すると、気分は晴れて、スッキリするというのは誰でも経験していますよね。運動によって感じる事は、脳内で起きていることが、確かにそうだと思えるわけです。
■運動により神経伝達物質や神経科学物質が増えて、ニューロン結びつきを強めたり、新しくニューロン生成していくことが分かっています。
神経伝達物質のグルタミン酸=ニューロンの活動を活発にする⇓ニューロン同士の信号の往来が頻繁⇓ニューロンの結合。
その他の神経伝達物質セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンは、情報の流れを調節して、神経化学物質のバランスを調節している。
運動がこれらの神経伝達物質と神経化学物質のバランスを保っているというのです。
運動を重要性がまたも分かってきます。いかがでしょうか。
■BDNF(脳由来神経栄養因子)また新しいものが出ていましたが、これが、新しいニューロンの肥料になるそうです。訳の漢字を見るとそのままですね(*'ω'*)
このBDNFは、血流が盛んになると放出されて、新生ニューロンを育てるということになっていきます。その他に、このプロセスを助けるように多くのホルモンが招集され手助けをするそうです。まとめると、
運動
⇓
血流アップ
⇓
BDNF(脳由来神経栄養因子)放出
⇓
IGF-1(インスリン様成長因子)、VEGF(血管内皮成長因子)、FGF-2(線維芽細胞成長因子)などのホルモン
⇓
血液・脳関門を通過
⇓
脳内でBDNFと協力して学習に関わる分子メカニズムを活性化していくことが最近になってわかった
⇓
ニューロンの結びつきを強くする。
⇓
記憶を確実なものにする。特に長期記憶によい。
これが脳の可塑性なんだということです。
長い旅になりましたが、
かなりはしょってまとめてみました。
結果、
運動は脳を活性化する!ということですね。
まとめすぎ(*'ω'*)
頭をよくしたいなら、運動しましょう!
それではまたー