こんにちは! 333GYMです。
本日のお題は、「スマートフォンの使い過ぎによって、脳が疲労している場合がありますよ」と言うお話です。
今や生活に欠かせないツールの一つとなったスマートフォン。
しかし、毎日長時間使い続けることで、気づかないうちに脳が過度に疲れ、不調をきたしている可能性があります。
そこで注目されているのが、スマートフォンを置いてデジタル世界から一時的に距離を置き、脳の疲労回復を促す「デジタルデトックス」です。
脳のメカニズムから、デジタルデトックスのポイントをお話していきます。
■環境に適応していく脳の働き。
- 「以前に比べて怒りっぽくなっている」
- 「ささいなことでイライラしてしまう」
- 「頭の中がいつもモヤモヤしている」
- 「寝床に入ってもなかなか寝つけない」
- 「物覚えが悪くなってきた」
上記の症状のいずれかに、心当たりはありませんか?
原因はさまざまですが、最近ではスマートフォンの使い過ぎによる「脳の疲れ」もこうした症状を引き起こすといわれています。
そもそもなぜ、スマートフォンを使い過ぎると脳が疲れてしまうのでしょうか。
まず、脳のしくみから見ていきましょう。
脳は、生命維持、運動や言語、感覚、意識、知的活動など、人の心身をコントロールし、あらゆる活動をつかさどる、重要な臓器です。
脳の活動は、体の内外からの情報の処理と保存を行う「神経細胞(ニューロン)」が発する電気信号をメインにして起こります。
目や耳などから送られてきた情報を脳の神経細胞が受け取ることで、体を動かしたり、何かを考えたりしています。
意思決定や記憶、感情のコントロールなども行われます。
自分自身を脳の“オーナー”に例えると、脳はオーナーが生きている世界(生息環境)に適応するように働きます。
脳の中では神経細胞同士が手をつないで神経ネットワークをつくり、活発な情報処理が行われています。
オーナーの行動や思考などに関わるネットワークでは効率よく情報処理が行われ、それが追いつかなくなると神経細胞がつなぐ手の数を増やしたり、あるいは手を伸ばしたりするといった方法で、情報のやりとりをスムーズにしていきます。
一方で、あまり使わない機能に関わるネットワークは消滅させるなど、脳は常に変化し、オーナー自身に適応しているのです。
■脳はどうして過労るすのか?
スマートフォンの使い過ぎによる脳の疲れは、前述のような脳のしくみにひも付きます。
国内では2010年頃からスマートフォンが普及し始め、個人保有率は2013年から2017年の間に、10代から80代までの全体で、10%以上上昇したというデータもあります。
脳は神経ネットワークを活発化させることで情報を処理するため、スマートフォンを通じて送られてきた情報にも適応しています。
しかし、その一方で、多くの情報処理をすることで脳は疲れます。
通常、休息をとることによって疲れは回復しますが、スマートフォンは下記のように、朝起きたときから、夜寝る間際まで使い続けているケースが少なくありません。
次回も続きます。
333GYM