光体に与える影響② 光と体こんばんは!
今日も一日、お疲れ様でした(╹◡╹)
トレーナーの佐々木美歌です。
本日は、光体に与える影響についてのお話し最終回です。
体内時計を整える光の浴び方のポイントは、日中に浴びる光と夜間に浴びる光の差をできるだけ大きくすることです。
原始的な人間の暮らしでは、日中は太陽の光を浴び、夜はせいぜい月明かりやたき火程度の暗い空間で過ごすのが当たり前でした。
しかし現代人の場合、日中は屋内にいることが多く、太陽光ほど強い光を浴びることが少ない一方、夜も照明がついていて明るい場所が多いため、昼と夜の差が小さくなっています。
日中はできるだけ光をたくさん浴びるようにしましょう!
浴びるべき光の量や時間について、基準値などは確立されていませんが、1,000ルクス以上の光を最低1時間浴びることが一つの目安になると考えられます。
屋外で太陽の光を浴びるのがベストですが、屋内であっても光の差し込む窓際であれば、おおむね1,000ルクス以上の光を浴びられるでしょう。
屋内外を問わず、暑い季節は熱中症に十分気をつけてください。
就寝前には強い光を浴びないように注意しましょう。
網膜にある光を受容する細胞は、特に波長の短いブルーライトの影響を強く受けます。
パソコンやスマートフォン、タブレットなどは、寝室に持ち込まず、寝る直前まで見るのは避けたいものです。
特に、スマートフォンやタブレットを寝転がって眺めると、目と画面の距離が近くなりやすく、多くの光が目に入ってきます💦。
なんと、室内の照明からもブルーライトは出ています。
夜間に使用する照明は、できるだけ暖色系の光にする、間接照明を使って照明の光が直接目に入ってこないようにする、といった工夫が考えられます。
就寝中の光については、暗ければ暗いほど良いといえます。
アイマスクを付けて光が目に入らないようにするのも一考です。
しかし、寝室を真っ暗にすると、特に高齢者はトイレに起きたときの転倒リスクなどが懸念されます。
間接照明を使うなど、危険ではない程度に暗くしましょう。
また、寝室に遮光カーテンなどを使用して、光が外から入ってこない環境を作ることが勧められます。
「朝日を浴びて目覚めると良い」といった話も聞かれますが、目が覚める前に寝室に光が入ってくることで睡眠が中断してしまい、睡眠障害が増加するという結果が出ています。
夜型の生活を送っている人ほど、十分な睡眠を取れないまま朝日を浴びてしまう可能性がありますので、寝室には光が入らないようにして、起きてから太陽の光を浴びるようにするほうが良いでしょう。