光体に与える影響② 光と体

こんばんは! 

今日も一日、お疲れ様でした(╹◡╹)

トレーナーの佐々木美歌です。

 

本日は、光体に与える影響についてのお話し2回目です。

光の浴び方が体に影響する理由とは?

 

なぜ光の浴び方がさまざまな病態に影響するのでしょうか。

 

光は目から入り、目の奥にある網膜を通ります。

網膜には光の刺激を受容する細胞があり、この刺激が、脳にある「視交叉上核(しこうさじょうかく)」に到達します。

 

SCNは、人間の体内時計の中枢(中枢時計)に当たる部分で、ホルモンなどの分泌を介して、各臓器の体内時計(末梢時計)も調整しています。

 

体内時計には、光だけでなく食事や運動も影響を与えますが、目から入る光の影響が圧倒的に大きくなっています。

 

夜遅い時間に光を浴びると体内時計が後ろにずれて夜型になり、朝早い時間に光を浴びると前にずれて朝型になることも分かっています。

 

光によって分泌量が変化するホルモンの一つにメラトニンがあります。

眠りを誘う働きがあることから「眠りのホルモン」とも呼ばれます。

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近年では、ヒトや動物での研究において、メラトニンが脂質や糖の代謝改善や、精神・認知機能の改善などにも関連するという研究結果もあります。

 

メラトニンは光によって分泌が抑制されるホルモンです。

 

日中に光を浴びると、日中のうちはメラトニンの分泌が抑制されますが、夜になってから多く分泌され、体内時計が調節されます。

 

しかし、夜間に光を浴びてしまうと、夜であってもメラトニンの分泌が抑制されてしまうため、体内時計の乱れにつながります。

 

日中あまり光を浴びなかったり、夜間に光を浴びたりすることで、体内時計の乱れやメラトニンの減少が生じ、全身にさまざまな影響を及ぼしたのではないかと考えられています。

 

次回は最終回です。

 

333GYM

佐々木美歌