住宅環境と、健康②

こんばんは! 

今日も一日、お疲れ様でした(╹◡╹)

トレーナーの佐々木美歌です.

 

本日は、住宅環境と、健康の続きです。

 

シックハウス症候群になりやすいのは、どんな人でしょうか?

以下のような人は、

シックハウス症候群を経験する可能性が高いことが示唆されています。

  • 女性は、男性の1.2倍
  • 若い人(20代)は、60代の2.42倍
  • 喘息の既往歴がある人は、ない人の1.41倍
  • 神経質な人は、そうでない人の1.56倍
  • 喫煙歴がある人は、ない人の1.24倍
  • 室内で喫煙する人がおり、受動喫煙している人は、そうでない人の1.25倍
  • 床にカーペットを敷いている人は、敷いていない人の1.48倍
  • 室内でホコリをよく目にする人は、目にしない人の1.56倍

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■実証事件棟で滞在型の実験を行い、化学物質を押さえるとどうなるか?

 

見た目は可能な限り同じで、化学物質濃度だけが異なる実験用の住宅2棟

・一般的な新築を想定した化学物質濃度の家

・化学物質濃度をきわめて低く抑えた家

 ~を使った研究が実施されました。

 

実験は約4年にわたり実施し、延べ300名以上(解析にはその一部を使用)が参加しました。

 

どちらの家に入っているのか被験者には分からない状態で約90分間滞在してもらい、脳波測定やアンケート等を実施したところ、化学物質濃度が高い空間に入ると、約6.89倍シックハウス症状を経験する可能性が示唆されました。

 

さらに、化学物質濃度をきわめて低く抑えた家の中では、新築を想定した化学物質濃度の家と比べて、リラックス状態を表すα/β波が約1.6倍多くなりました。

 

アンケートでも、「リラックスできて快適」と評価した人の割合は、化学物質濃度が低い家のほうが新築を想定した家よりも約1.2倍多くなりました。

 

 化学物質濃度を低く抑えることは、シックハウス症候群対策になるだけでなく、休息時のリラックス効果を高める可能性があるといえます。

 

目には見えないところで、化学物質による影響を心と体が受けていることがあるということですね。

 

 

次回は、最終回です。

 

333GYM 佐々木美歌